○○年保障があるから安心ではありません!
今回は、よくある落とし穴3つお伝えしたいと思います。
よくハウスメーカーさんなどが「◯◯年保障します!」と謳っているのをチラシやCMなどで目にしますよね。
目を惹きつけるにしては、非常に不義理なやり方だなと実は感じています。
「◯◯年保障」この言葉は非常に一人歩きしがちなワードでもあり、パッと見、その期間「無償」で保障してくれそうに聞こえません?
また家全てが対象のように聞こえません?
紐解くとかなりの条件があるのがほとんどなんです!
この記事の目次
マジ!?知らなかった!3つの落とし穴!?
保障のほとんどは躯体や雨漏りだけ!
基本は雨漏りや躯体に影響ある損傷が長期保障の対象となり(住宅瑕疵担保も10年保障です)、その他ほとんどの部分、例えばクロスの亀裂や水廻りのトラブルなどは対象外です。
そして概ねハウスメーカーさんは「有料メンテナンスを行った場合」的な文言があるんです。
よくよく考えれば人が動く=やはりお金が掛かる・・・
そんな当たり前の事を錯覚させる文言は実に多いです!
しっかりと調べる!これ大事ですよ!
保障が効かず大変な補修アレコレ…
例えるなら15年程度で外壁の塗装やコーキングの補修が必要です。
これ実は構造の考え方に大きく左右されます。
いい加減な設計や構造では、かえって高くつき、無理な構造や設計ではやはり建物に負担がかかります。
建物は地震に強いだけではダメで実は風圧も考えて設計してこそ、長期寿命を得ることができます(地震に強いも大事!案外見落としがちな・・・参照)
また構造計算をしているからといって、安心してませんか?
基本的な構造を理解した上での「構造計算」であり、どんな間取りでも壁を多くする事で一定耐力は数字上は確保できます。
でも本当の構造はそれだけでなく、長年の経験があってこそ成り立ちます。
それらを疎かにするとクロスの割れや、コーキングが切れたり防水が切れたりと、外壁やバルコニーなどからの雨漏りにつながります。
考えられた「構造」こそ長期寿命を叶えます!
住設(キッチンやUB等の住宅設備)も全てが保障されるわけではありません。
日々生活を続けていけばやはりモノは消耗します。
でもそれって保障外がほとんどなんですよね・・・。
そして急な水のトラブルなど保障以前に、対応は小さい工務店でも大手メーカーでも対応しますよ!
いずれも本当に住み手の事を考えているのなら、表面的なそれっぽい言葉でなく、1棟1棟真剣に取り組むことこそが、永く住まう事ができる近道では?
飾られた言葉には必ず何かしら落とし穴があります!
地元工務店などの方が住み手と真剣に向き合って定期的に顔を出し、末長くお付き合いしている実情に目を向けてみてはいかがです?