【リフォーム vs 新築一戸建て】どっちがお得!?

【リフォーム vs 新築一戸建て】どっちがお得!?

現在住んでいる家に手を加えたいと思った時、リフォームと新築一戸建て、どちらを選ぶのが良いのか…?

なかなか判断が付きにくくて、進め方も分からないですよね。
もちろんリフォームと新築、両方を手がけている会社もありますが、多くの会社はリフォーム専門の会社、もしくは新築一戸建てが得意な会社に分かれているので、相談に行く際にはご自分の中でどちらにするかほぼ決めていないと、どこに相談するかも違ってきてしまいます。

今回は、プロ目線だからお伝えできる、リフォーム、新築一戸建て、どちらが良いかの判断基準をお伝えします。

 

新築は良いことばかり?

まずは考えやすい新築についてですが、もちろん良いことが多いです。

やはり新築のメリットは全てを新しく作れること。

ご予算や土地の条件に制限される事はありますが、間取りやスペック・設備機器・インテリア・外構等、ほぼご自分の描いている理想の建物をチョイスできる事が一番と言えるでしょう。
その中でも何と言っても「間取り」は、リフォームでは手に入れられない自由度があります。

現在の家族構成にあわせ、自由な暮らし方の出来る建物を造れる事は、新築の醍醐味です。
それに対してリフォームと比較した時のデメリットを考えてみますと、工事費が「解体費用+新築工事費」となるので高額になる事や、工事期間は「解体日数+新築工事日数」と長期的になる事があげられます。

新築は良いことばかり?

居住人数が多かったり、ご高齢の方が居たりすると、仮住まい日数が長くなるのはなかなか大変な事となるでしょう。

 

リフォームでできる8つのコト

一言でリフォームと言っても小規模から大規模まで様々です。
まずはどんなリフォームがあるのか挙げてみましょう。

① 内装リフォーム

床や壁の古くなった仕上材を新しく取り替えるリフォーム

② 水廻りリフォーム

キッチン、浴室、トイレ等設備機器を取り替えるリフォーム

③ 耐震リフォーム

耐震診断により耐震性能が不足している場合に、建物の補強を行うリフォーム

④ 断熱リフォーム

断熱性能が低い建物の断熱性能を高め、快適性を高めるリフォーム

⑤ バリアフリーリフォーム

床の段差解消や手すり設置・引戸の設置等、住まいの中の障害(バリア)を取り除くためのリフォーム

⑥ 外装リフォーム

屋根・外壁・軒裏・雨樋等外部の痛んだ箇所の取替えや、修繕するリフォーム

⑦ 間取りの部分変更

家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、間取りの変更を行うリフォーム

⑧ リノベーション

建物の構造だけを残し、他の部分を取り去った上で新たに内外装を一から作り、今までとは異なる新しい使い方に替えるリフォーム

大きく分けるとこんな感じでしょうか。
①から⑧に進むにつれて大規模な工事になっていきます。

例外もあると思いますが①~⑤までは比較的小規模な工事となり、工事費や工期もそれほどかからず出来る事が多いです。
①~⑤までの中で必要な工事を選び一緒に工事する事が効率的だと思います。
逆に⑥~⑧は比較的大掛かりな工事になります。

⑥の外装リフォームは補修と塗装程度で済む様でしたらそれほど大掛かりではありませんが、外壁を全て撤去して貼り替えや屋根材の葺き替えまでとなると、ほぼ⑧のリノベーションに近い工事になります。

⑥~⑧の大規模なリフォームの場合、既存の構造材を残しながら撤去する必要があり、普通に解体するより時間も費用もかかります。
また壁の撤去も必要な構造材を残したり、撤去する場合は梁等の補強が必要になってくるので注意が必要となります。

リノベーション

自分が求めている工事は何なのか考えてみよう!

まずはリフォームの①~⑧の中で自分がしたい事は何なのか考えてみましょう。

もし①~⑤のリフォームで満足出来る様であれば、リフォームの方が適しています。
その判断が出来る様であればリフォームで大丈夫です。

一番判断が付かないのは⑦、⑧になる場合ですよね。
⑦、⑧の場合のリフォームは工事費・工期は新築ほどではないにしても、それなりにかかります。
特に⑧のリノベーションは新築工事に近い費用がかかる事も想定されます。

最初に施工会社に相談しますと、その会社の得意分野の工事に誘導される事(リフォーム会社ならリフォームに、新築一戸建てが得意な会社なら新築一戸建てに)がありますので、まずは自分の求めている要望をまとめ、設計のプロにご相談される事をお勧めします。

新築で建てればこんな感じ、リフォームならこんな感じと両方のプランを提示して貰うのが理想でしょう。
どちらが自分の求めている工事なのかを、見極める事がとっても大事です。

新築で希望のプランを考えてみたら、意外と今の家と似ていた・・・なんて事もありますし、スペースが足りないだけでしたらリフォームと増築を併せて行う方法もあります。

逆に大掛かりな工事をしなければ自分の理想の家にならない様であれば、思い切って新築一戸建てにした方が良いでしょう。
その判断をある程度明確にしてから施工会社を決める事が、『本当にお得に欲しい建物を手に入れること』に繋がります。

 

【リフォーム vs 新築一戸建て】どっちがお得!?まとめ

自分が最優先したいポイントを再確認!

両方が分かったところで、自分の最優先したいポイントを再確認してみましょう。

  • 自由な間取りや、今までとは違う空間を造る事が最優先であれば新築
  • 工事費の圧縮や、工事期間の短縮が最優先であればリフォーム

再確認してもなお、答えが見つからない時は、設計のプロ「建築士」に相談してみましょう。

はじめは分からなくても、自分のご希望を話す事で、最優先したいポイントが見えてくる事もありますし、プロとしての意見を聞く事で気持ちが変わる事もあります。

ABOUTこの記事をかいた人

鈴木友美子

一級建築士事務所 エルデコール
女性目線のヒアリングで家事導線と収納計画を効率的に作る女性建築士の存在は家づくりに重要。
インテリアコーディネイトを含めた提案も、理想の家を具体化する助けになります。